軽天工事とは
軽量鉄骨で天井や壁に、ボードを張り付けるための骨組み作りで内装の下地をつくる工事のこと。
LGS【Light gauge steel (ライトゲージスチール)】の略で軽量鉄骨造を意味します。
店舗内を区切る時や部屋を区切る時に使用します。
軽天工事は昭和50年頃普及し始め、以前は大工が木材を使用して作業を行なっていました。
軽天工事が普及してからは、木材が不要になり、工事が大幅にスピードアップし同時にコストカットもできるようになったのです。まだまだ一般住宅には浸透していませんが、店舗や施設などの内装工事において非常に一般的な工事です。
加工性、耐久性、原価、工期などの理由が、軽天工事の広まりの要因になっています。
メリット
1.加工性、施工性が高い
木材などに比べて、曲げなどの加工もしやすいので加工がしやすい。
工事のスピードが大工の作業より速いです。
2.耐火性、湿気に優れている
鉄骨は燃えません。不燃材料でできていますので、消防検査にも通りやすく、手間がかかりません。鉄なので湿気に強いです。
店舗内と外部では温度差から結露が発生してしまうため、軽天の中に断熱材を敷くこともあります。その他冷房や暖房の効率を上げることを目的にする場合もありますが、
3.環境に優しい
軽量鉄骨は、リサイクル出来るので地球環境にも良い材料です。
木材では無いのでシロアリなどの害虫も減少します。
遮音シートを貼ることで防音対策にもなります。耐アレルギー性能も良好です。
4.木材に比べ安価
木材を切って、微調整して、という作業が無くなるため軽天工事の方が早い。原価が安いため工期の短縮、安価で工事ができる。